024年5月21日(火)~5月22日(水)東京都立産業貿易センターで開催される「ロケーションビジネス&マーケティングEXPO2024 」にて弊社CEOの関がカンファレンススピーカーとして登壇します。
- 開催日時
- 5月22日(木) 13:50-14:20
- 開催場所
- 東京都立産業貿易センター浜松町館2F
- タイトル
- GovTech市場を拡大させるデジタル公共財
- スピーカー
- 合同会社Georepublic Japan 代表社員/CEO 関 治之
無料(事前ウェブ登録)でご参加頂けますので、是非ご来場ください。
【セッション概要】
デジタル技術の進化に伴い、地理空間情報サービスは多様な分野で不可欠なツールとなってきました。行政によるオープンデータの公開が地理空間データの活用を後押ししてきたことが一つの要因です。地方自治体が持つ詳細な地理空間データをオープンデータとして提供することで、様々な民間サービスが生まれています。
防災分野では、ハザードマップと連動した避難シミュレーションにより、適切な避難計画の立案が可能になるなど、行政データと民間データを掛け合わせることで、新たな付加価値サービスが次々と生まれています。
建設分野においても、オープンな地形データの活用が期待されています。正確な地理空間情報を工事計画に活かすことで、効率的な施工が可能になると考えられていますが、実務への本格導入には課題も残されています。
一方で、公共インフラの維持管理分野では、地理空間情報が重要な役割を果たしつつあります。橋梁や道路などの老朽化対策として、ドローンを活用した定期点検に地理空間データが不可欠です。将来の災害リスク予測にも活用が進められるなど、市民の安全・安心につながる公共サービスとなっています。
このように地理空間情報は、デジタル公共財として機能しつつあります。しかし、その恩恵には地域格差があり、中小企業へのさらなる浸透が課題となっています。オープンで包括的な地理空間情報基盤の整備が求められ、官民連携によるデータ共有の推進が重要な鍵となるでしょう。
本講演では、GovTech とデジタル公共財を中心に、行政と事業者の共創の形を提案したいと思います。