最近Facebookばかり更新していてブログを更新できていないので、個人的なことも書いていこうと思います。

位置情報連動型ビジネス調査報告書2013の入稿がようやく終わったと連絡がありました。昨年に引き続きインプレスR&Dの河野さんと、鈴木まなみさんにはお世話になりました。特に河野さん、原稿遅らせに遅らせて申し訳ありませんでした!! 今週行うジオメディアサミットでもチラシ配らせてもらうと思います。https://peatix.com/event/8340

本にまとめてみて改めて思ったのが、数年前と比べ本当に大きなビジネスが増えてきたなあということ。「マネタイズ」についてみんなで一生懸命語っていたのが2009年に開催した第4回ジオメディアサミット。その時にはO2Oという言葉もなく、チェックインという言葉さえも流行していなかった。この時及び前後の回でフィーチャーされていたコロプラは今年ついに上場。シリウスはヤフーへExit。パネルディスカッションをしきってくれた湯川さんはTechWaveを立ち上げて活き活きしている。

第4回に関しては、毎回素晴らしいレポートを書いてくれている風観羽さんが当時の模様を活き活きと写しとってくれている。https://d.hatena.ne.jp/ta26/20091029 特に注目すべきはこのまとめである。

昨今では地図のデジタル化、インターネット化が進んでいることからも、他分野からの参入も多くなっていると思われるが、いずれにしてもこの領域に惹き付けられる人は年々増えて来ていると思う。『コモディティ化』を抜け出るチャンスは十分にある。ただし、そのためには、地図を2次元思考から解放し、利便性へのこだわりを捨て、本来の豊穣な世界に再度対峙することが不可欠だと思う。

まさに、「地図」を目的にしたサービスではなく「人」を中心にしたサービスが新たなジオメディアを牽引している。ジオメディアが手段化してはいけない。テクノロジーの進化が新たなサービスのヒントにはなるが、それを中心に据えてしまうと失敗する。最近のO2O関連サービスにも繋がる重要なポイントだと思う。

ジオメディアサミットのテーマは地域活性化。地域活性化についてはビジネス調査報告書にも新たに一章作らせていただきました。最近関連のお仕事も多くなってきているので、勉強させていただこうと思います。

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関治之

オープンな文化を通じて社会をアップデートする。CEO of Georepublic Japan, CEO of HackCamp, Founder of Code for Japan.